普段使っているスマホを2つの回線で使ってみたいと思ったことありますか?
そう思う背景にはこんなことが挙げられるかと思います。
月々の通信費用が高いから格安シムや楽天モバイルを使いたい
格安シムや楽天モバイルでだけでは通信品質が不安
データ通信は使い放題の楽天モバイルで、通話はahamoやUQモバイル等の品質の高いキャリアブランドで運用したいという人もいると思います。
また旅行先で圏外となってしまい、通信ができない残念な経験をしたこともあるでしょう。。。
今回は実際に今までに9回線を契約し、現在も通信回線を4つ契約している僕の体験を元に、デュアルSIMのメリット・デメリットや注意点を解説していきます!
デュアルSIMにすることで月々の通信費用を抑えることが可能です!
この記事はこんな方におすすめです!!
- スマホの月々の通信費用を抑えたい方
- デュアルSIMを試してみたい方
- デュアルSIMにしたけど圏外で通信ができない方
デュアルSIMとは?
デュアルSIMとは、1つの端末に2つの通信回線を入れることです。
1つの端末に2つの回線を入れることで、月々の携帯料金を安くし、圏外リスク低減をすることが可能です!
デュアルSIMについての結論!!
まずはデュアルSIMに付いての結論です!
- デュアルSIMにすることで月々の金額を安くして、圏外リスクを抑えることが可能!
- SIMタイプは物理SIM × eSIMの組み合わせで!
- サブ回線はPOVO/日本通信シムがおすすめ!
- 格安SIM契約時はプロファイル登録に注意!設定に失敗すると圏外に!
それでは詳細を一つずつ説明していきます!
SIMカードの種類
まずはSIMカードの種類を簡単に紹介します。
携帯で通話や通信を行うには、SIMが必要になりますが、通信回線1つに付き1つのSIMが割り当てられています。
SIMには2種類有り、それぞれ下記の特徴があります。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
物理SIM | カード型の物理的なSIM | 挿入後、直ぐに通信可能 抜き差しすれば端末間の移動が楽ちん | 郵送のため、端末同時契約以外は到着するまで時間がかかる 紛失のリスクがある |
eSIM | データ上の電子SIM | 申込の即日に利用できる 紛失のリスクが無い | 対応していない機種がある 端末側で多少の設定が必要 端末間の移動に少し手間がかかる |
上記の2種類のSIMを使い、1つの端末に2回線入れるとデュアルSIMとなります。
SIMカードの組み合わせには3種類ありますが、それぞれのメリット・デメリットを考慮して使用するのが良いです。
SIMカードの組み合わせ
- 物理SIM × 物理SIM
- 物理SIM × eSIM
- eSIM × eSIM
物理SIMを2つ挿入できる端末は限られてしまい、iPhoneでは不可能です。
また、eSIMでは端末間の移動時に手続きが必要となり、少々面倒になってしまいます。。。
そのため、対応端末が多く、端末移動が楽にできる物理SIM×eSIMの組み合わせがおすすめです!
よく使われているiPhoneは物理SIMを2枚挿入できないのが残念。。。
デュアルSIMのメリット・デメリット
デュアルSIMのメリット
一番のメリットは通信品質を安定させることができるということです。
旅行中に圏外になってしまったら、地図を見ることやお店を調べることができなくなってしまいますよね。。。
デュアルシムであれば、別々のキャリアの回線を契約していれば圏外になってしまっても、もう1つの回線が繋がっていれば、通信状態を維持することができるため安心です!
楽天モバイルはデータ無制限で使い放題かつ速度もそこそこですが、繋がらない時があるため、1G〜3G程度でデータ容量少なめでもう1回線持っていると安心できます。
楽天モバイルは地下鉄や山間部には弱いんだよな。。。
POVOであれば維持費無料、使いたいときにトッピングすれば良いですし、日本通信シムであれば1ギガ290円から利用可能ですので、試しにどちらかを利用してみることをおすすめします!
格安シムをうまく組み合わせれば、月々の通信料金を安く抑えることも可能です。
大手キャリアの無制限プランですと大体7,000円超となり、かなり高いです。。。
各キャリアの特徴は後述していますが、楽天モバイルは、月々約3300円程度のため、半額以下で無制限で利用することができます!
先述した方法でPOVOか日本通信シムを持っていれば、圏外リスクに対応した上で安心して利用することが可能です。
デュアルSIMのデメリット
一方デュアルSIMにはデメリットもあります。
一番のデメリットは使える機種が限られてしまうということでしょう。
eSimを使えない機種で物理SIMが一枚しか挿入できなければ必然的にデュアルSIMにすることは不可能です。
例えば古いiPhoneはデュアルSIMを使用することができません。
日本人の保有率が高いiPhoneをApple公式サイトから引用しました。
以下のモデルでは、デュアルSIMを設定できます:
- iPhone XR、iPhone XS、iPhone 11、iPhone 12、iPhone 13、iPhone SE(第2世代)、およびiPhone 14以降(米国以外で購入したもの)では、1つの物理的なSIMと1つのeSIMを使用できます。
- iPhone 13、iPhone SE(第3世代)以降では、2つのeSIMを使用できます。
注記: eSIMは特定の国や地域では利用できません。
https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph9c5776d3c/ios
また、管理が煩雑になってしまうこともあります。
SIMが2枚あるということは、どちらのSIMで通信を行うか設定が必要になります。
使用中のSIMでデータ制限が来た場合、SIMを切り替えれば高速で使用することもできますが、
都度使用中のSIMを考えなければならないため、少し管理が複雑になってしまいます
電話についても、片方のSIMがデータ専用であれば問題有りませんが、2枚とも電話可能なSIMを入れていると、
どちらの番号かを考えなければならないため、煩雑になってしまいます。
通信業者を選ばないと月々の通信料が高くなってしまうこともあります。
同じ通信会社の場合、単純に考えれば今の料金の2倍となってしまいますので、選定には十分な注意が必要です。
基本はデータ大容量のSIMとデータ小容量のSIMを組み合わせることが良いです。
バッテリーの消費が早くなることもあります。
僕はiPhoneを利用しており、十分終日持ちますが、通常利用でバッテリーが1日持たない人は要注意でしょう。
体験上バッテリー消費は変化が有りませんが、知っておくべき事項です。
各通信会社の特徴とおすすめの組み合わせ
僕が今まで使用した、オススメできる主用回線の一覧を下記にまとめました。
各通信会社にメリット・デメリットがありますが、回線速度・維持費用を考えるとサブ回線はPOVOが最適です。
契約事務手数料も無料(5回線目まで)で初期費用はかからないため、試しに利用してみて合わなかったら解約という形が一番良いです。
メインを利用するには安さ重視・回線速度そこそこで良いのであれば日本通信シム、回線速度がほしいのであれば、ahamo or LINEMOが良いでしょう。
どこでもギガを気にせずに利用したい方は楽天モバイル一択です。
僕自身も楽天モバイルを家の固定回線代わりに使用して、
毎月100ギガ以上利用しています!
大型連休がある時は、動画を見ている時間が長く、1ヶ月で160ギガ以上使用していました。。。
楽天モバイル利用前は、ポケットwifiを利用していましたが、3日間に10ギガで速度低下となってしまい、かなりのストレスでした。。。
しかし、楽天モバイルは速度制限が無く、通常の使い方をしていれば大きなストレスなく利用可能です!
1日10ギガの制限があったけど、今は撤廃されてストレスフリーだな!
楽天モバイルであれば家での固定回線代わりに利用することも十分可能です!
SNSで17,743ギガ(1.77テラ)利用している画像も見たことありますが、あそこまで利用されると流石の楽天モバイルも赤字でしょう。。。笑
参考までに楽天モバイル固定回線化の記事を貼っておきますので、気になる方はどうぞ!!
⇒楽天モバイルを固定回線化!?テザリングのみで生活している実体験をご紹介!
iPhoneでのデュアルSIMの注意点
iPhoneでデュアルSIMにする際の注意点は、APN構成プロファイル登録は1つの端末に1つしか登録できないということです。
突然出てきて???となっている方もいるかと思います。
プロファイル登録とは、「Access Point Name」の略称であり、説明すると長くなるため省略しますが、簡単に言うと、「使用する通信回線をスマホ側に登録すること」とイメージしてもらえれば良いかと思います。
郵便配達する時の住所みたいなものだと考えれば分かりやすいな!
住所不明だと届かないのと同じで、通信先を指定してあげないと圏外になってしまうんだ!
僕も初めて格安SIMを使用してデュアルSIMにした際に通信が利用できなくなったときがあります。
その時は日本通信シムとLINEMOの組み合わせでしたが、誤ってプロファイルを削除してしまい、通信が使用できなくなってしまいました。。。
プロファイル登録の設定を間違えると圏外になるなんて。。。
大手キャリアのオンライン専用ブランドは、povo/ahamo/LINEMOはプロファイル登録が不要ですが、設定を謝ると通信することができなくなります。
一方で格安シムは基本的にプロファイル登録が必要になります。
そのため、以下の組み合わせで使用可否が判断できます。
- 大手キャリア(docomo/au/softbank/rakuten) + 大手サブブランド(UQmobile/Ymobile等)
- 大手キャリア(docomo/au/softbank/rakuten) + 大手オンラインブランド(ahamo/povo/LINEMO)
- 大手オンラインブランド(ahamo/povo/LINEMO) + 格安シム(日本通信シム/mineo等)
- 格安SIM(日本通信シム/mineo等) + 格安シム(日本通信シム/mineo等)
プロファイル登録が不要な格安SIMであれば併用可能ですが、
大体の格安SIMは必要になりますので、上記組み合わせは避けることをお勧めします!
簡単にまとめると、「プロファイル登録が必要な回線同士ではデュアルSIMにできない」と覚えると良いでしょう。
大手との組み合わせでは問題無く通信が可能ですが、安いから格安SIM同士で組み合わせると通信ができなくなってしまう可能性が非常に高いです。
プロファイル登録は十分な注意が必要だな。。。
デュアルSIMのまとめ
以上、デュアルSIMについてメリット・デメリット・注意点を紹介しました!
デュアルSIMを活用すれば、月々の利用費用を安くするだけでなく、通信圏外リスクも下げることができます。
初期費用が0円、維持コストも数十円/月ですので、POVOをサブ回線として一度試してみることをおすすめします!
通信水準を下げること無く、圏外リスクを低減した安心なスマホライフを送りましょう!!
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